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     しがらみのない本音の観光ガイド

そば 徳川

伝説の十割蕎麦の名店復活⇒再び休業中


もう二度と食べられないと思っていた。こちらの十割蕎麦に魅了され金沢訪問の際には必ず立ち寄っていたのだが、臨時休業で失意の中引き返すことしばしば。その後再開の見通しがないまま長期休業が続き、もはや思い出の中でしか味わえないと諦めていた。
 
それがたまたま兼六園からひがし茶屋街へと散策していたときに店先に暖簾が出ていて思わず二度見。半信半疑のまま駆け込むように暖簾をくぐる。
 
やっぱりやっている。。。しばし靴を脱ぐのも忘れただただ呆然。女将さんの「いらっしゃいませ」の言葉に思わず感極まってしまう。いや、まだ早い。感傷にひたるのは蕎麦をいただいた後だ。
 
こぎれいに整理された店内と店の中央に位置する大きな囲炉裏。当時のままだ。大きなテーブルもあるが、基本は囲炉裏で食事。
 
しばらくぶりに親戚の家に来たかのような懐かしさに感慨深くなっているところにメニューが。うん?ちょっと値段が上がっている。当時は430円であったが、いまは700円からになっていた。
 
ではあるがそれが適正価格だと思う。十割蕎麦を430円で出されていた頃は、正直商売が下手だと思っていた(スミマセン)。
 
東京ならその倍は普通にとれる。これでやっていけるの、と余計な心配をしていた。
 
前にはなかった大盛りも始めたようだが、いつも私はしおそば&きのこそばの一人わんこ蕎麦状態。こちらのしおダシが絶品なのだ。
 
初めての方はしおから入ったほうがいいだろう。私は基本的に2品オーダー。欲張りに思われるかもしれないが、男性客は2品注文される方も多い。
 
うん、これこれ。たっぷり鰹節に山盛り大根おろし。私は大根おろしは苦手なのだがこちらのは甘くて大好きだ。そして十割蕎麦の風味を存分に楽しめる太麺がたまらない。
 
さらにそれを引き立てる薄味の塩だしが絶妙のハーモニーを奏でる。信楽焼きの器がまたいい味を出しているなあ。蕎麦に添えられている日替わりのおかずも楽しみのひとつ。
 
続いてきのこそば。おおっ、相変わらずきのこがどっさりだ。どんぶりの中で山の幸の収穫祭が行われているぞ。いろんなきのこの食感がたまらない。
 
懐かしさと美味しさの余韻にひたりながら締めの蕎麦湯をいただく至福のひととき。
 
聞いたところによると女将さんは腰と肩の調子が悪くそのため不定休となっていたのだが、手術をして完治されたとのことでこれからは安定して営業されるようだ。
 
再開の嬉しさを女将さんに伝えるととても恐縮して感謝されたが、感謝するのはこちらのほうだ。
 
お店は住宅街のわかりづらい場所にあるので、初めての方は迷子になってしまう可能性が高い。それでも地図を片手に迷うのも楽しみながら探してみよう。
 
隠れ家のようなお店を見つけたご褒美として極上の蕎麦を堪能することができるのだから。
※2016年現在休業中(悲)

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手打ちそば 徳川
住所:石川県金沢市兼六元町13-14
電話番号:076-224-0002
営業時間:11:00〜15:00 17:00〜20:00 
定休日:月曜日、火曜日 第3,4,5日曜日
 

兼六園下バス停から徒歩6分
 

 

強烈な麺のコシと大根おろしの甘さは健在。ちなみに大根おろしは怖い顔をしてすると辛くなり、優しい顔をしてすると甘くなるらしい。
 

 

 

蕎麦が見えなくなるほどのボリュームたっぷりなきのこが嬉しい。山の幸を存分に楽しむことができる。
 
 

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そば徳川 金沢観光推進委員会


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