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     しがらみのない本音の観光ガイド

ビーフステーキ専門 ひよこ

史上最強のプレハブステーキ


「えっ、ここですか?」
 
女性委員が怪訝そうな顔をする。市街地から離れたプレハブ小屋には、事前情報がないと誰でも入るのに躊躇するだろう。しかし、このひよこというお店ほど『隠れた名店』という言葉がぴったりのお店はない。
 
メニューはヒレステーキセット(10,000円)のみ。ご飯やスープはない。あとはドリンク類が少々。お店は8席のカウンターのみなので出来れば予約したほうが無難だ。
 
席に座って飲み物だけ聞くと、「じゃ、焼きますね」と目の前で野菜・ステーキを焼き始める。
 
焼いている間にキュウリとトマトのシンプルなサラダをいただくのだが、野菜もドレッシングもこれがまた旨い。既にこの時点で女性委員の懸念は消えた。
 
ほどなくステーキが焼きあがる。おお、見事なレア具合。何も言わなくてもレアである。やっぱりレアが肉本来の旨味を堪能できると私は思う。
 
マスターは提供して間髪入れずに「西洋わさびたっぷり付けて食べて」と言う。普通はまず何も付けずに味わってとか言いそうなのに西洋わさびを何回もやたら勧めるのである。
 
言われるがまま付けて食べてなるほど納得。日本のわさびと違って全然辛くなく、肉の旨味を引き立たせている。
 
肉の柔らかさと旨味を存分に堪能しつつ、付け合わせの野菜にも箸をのばす。玉ねぎが甘い!なんでも淡路産だそう。その他の野菜も全国各地から取り寄せた自慢の品々で甘くて美味しい。
 
280gあるステーキは女性でも難なくたいらげることができ、しかも胃にもたれない。
 
だがまだここで終わらない。冒頭にメニューはステーキのみでご飯は無いと言ったが、実はパンはある。バターを挟んだバターロールを蒸気で蒸して提供してくれる(1個100円)。
 
それを皿に残ったタレに付けて食べるのが絶品なのである。主計町太郎の締めの雑炊くらいの感動を味わえる。肉に挟んで食べてもいい。私は2個で十分だが、女性委員は4個食べてしまった。女性でもそれ位食べれるほど美味しいのだ。
 
マスターにお肉のことについていろいろ教えてもらった。サラダオイルで4〜5日マリネすることによって肉の霜降りが消えてひよこオリジナルの熟成されたお肉が誕生するのだという。
 
そうした手間暇をかけて作られた不思議なお肉は柔らかさと旨味が輪をかけて増すだけでなく、たくさん食べてもお腹がもたれない。
 
そんな奇跡のヒレ肉を作り出す料理の怪人は他の料理店の店主によると昔は話しかけづらいオーラ丸出しの気難しい頑固職人だったそうだ。
 
私達が訪問した時はそんなことがとても信じられないくらいきさくに話し続けてくれた。マスターの人柄もいい具合に熟成されてきているのだろうか。
 
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ビーフステーキ専門 ひよこ(HP
住所:石川県金沢市菊川1-34-19
電話番号:076-263-4054
営業時間:16:00〜21:00(日祝は13:00〜21:00)
定休日 :月曜日(祝日の場合は営業)
 

猿丸神社前バス停から徒歩5分以内
 

こんな小屋の中に極上のステーキが。アクセスはやや不便でも来る価値あり。
ちなみにこの日はミシュランで星二つを獲得した日本料理店の店主もふらっと訪れた。
 

シンプルなだけにごまかしが効かないサラダ。
 

アルカリ性の赤ワインで肉の酸性を中和する。
 

 

 

 

マスターおすすめ西洋わさび。ツンとした辛さはない。
 

裏メニューのバター入りパン。タレに付けて食すと悶絶もの。お腹に余裕があれば是非。
 

あんなに饒舌にお話ししといて「僕、おとなしい人って書いといて」と言われても、嘘は書けませんので。
 
ビーフステーキ専門 ひよこ 金沢観光推進委員会

 

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