カフェ・ド・ティー・エリー（Cafe de T.Eri）

オンリーワンのスイーツ達

恋するマウンテン
一度見たら忘れることのできないビジュアル。苺、キーウィ、グレープフルーツがこれでもかと。
見た目だけでなく味も秀逸。苺のある時期限定

エリー・ア・ラ・モード
プリンとたっぷりフルーツの素敵な出会い。あまりにも具だくさんで主役のプリンが器に載っていない。

クーラーがないかわりにサービスで提供されるミニかき氷

フレンチトースト
ホテルメイドのように洗練されたスタイリッシュな逸品。シナモン風味＆蜂蜜たっぷり。
添えてある焼き林檎もこの店の自慢。当委員会の神推し。

黄昏（たそがれ）のカシス
カシスリキュールの入った爽やかで大人の甘さのパフェ。

金沢のスイーツといえば「むらはた」が一番有名だが、こちらのティー・エリーもスイーツをはじめ完成度の高い料理を提供する隠れた名店である。

特にフレンチトーストが絶品。某老舗ホテルが2,500円ほどで提供している“世界一”のフレンチトーストにも引けを取らないといっても過言ではない。

ふっくらぷるぷるの食感で、まるでプリンをいただいているような錯覚にもおちいる不思議な味わい。これが食パンだったとは到底思えない。一度は食べていただきたい異次元のフレンチトーストである。

クリスマスツリーのようにせせり立つパフェも遊び心満載。計算された盛り付けは、もはや芸術の域。それでいてこれらはどれも良心価格なのがまた嬉しい。

今回ご紹介したもの以外にも、「バナナマウンテン」「セクシーマロンのささやきはセピアいろ」「アンダルシアの風にのって」「モロッコ」など、ちょっと突っ込みたくもなるようなオリジナリティーあふれ過ぎるメニューが目白押し。

ただ、熟練の御婦人オーナーが基本的におひとりで丁寧に作っておられるので、提供までにしばし時間が必要となる。先客がいなくても30分待ちは普通。

先客が一組でもいたら1時間待ちも珍しくない。兼六園散策の一休みというには、ちょっと長すぎる時間。だが、それを差し引いても余りある価値があると断言できる。

まあ行列に立って並ぶわけではないので、広くて居心地のよい空間で気長に待とう。

同行者と会話を楽しむのもよし。雑誌もたくさん置いてあるので読みふけるもよし。ぼーっと過ごすのもよし。

とかく時間に追われることの多いこの現代社会。あえてまったりと過ごしてみるのもたまにはいいのではないだろうか。

兼六園のそばにありながら静かな佇まい。心のデトックスにふさわしい、そんなお店である。

住所：石川県金沢市兼六町2-44
電話番号：076-263-1738
営業時間：13:00～17:00
定休日：金曜日

兼六園下バス停から徒歩5分