卯辰山寺院群にある西養寺は天台宗のお寺である。桜は少ないが緑が多く落ち着いた雰囲気を持つ。西養寺は初代利家および二代利長の厚い信仰を受け、慶長17年(1612年)に現在の場所へと移転されたものである。移転後には加賀藩から15か条に及ぶ制書が与えられ、加越能地域における天台宗寺院の中心的役割を担う「觸頭」としての地位を確立した。
また、この寺院の境内には俳人・宮竹屋小春の墓があり、文化的な価値を備えた場所としても名高い。本堂および鐘楼は、金沢市指定の文化財として登録されており、その歴史的意義を後世に伝えている。
卯辰山麓苑は金沢市の卯辰山の麓に広がる自然公園である。豊かな自然環境とともに歴史的な景観も楽しむことができる場所である。卯辰山は金沢のシンボル的な山で、その美しい景色は四季折々に変化し、訪れる人々に感動を与えている。
卯辰山麓苑はその名の通り卯辰山のふもとに位置しており、山の緑豊かな景観を背景に広がる庭園や散策道が特徴的である。桜の満開時には公園内は色とりどりの花々で彩られ、訪れる人々を楽しませる。卯辰山麓苑は地元住民にとっても憩いの場であり、伝統的な寺院や文化財を巡る際の散策の休憩としても重宝する場所である。