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妙立寺(忍者寺)

金沢観光(野町エリア)

江戸時代の前田家秘密基地

妙立寺 隠し地下階段
隠し地下階段。床下を外すと、地下階段が現れ外に逃げられるようになっている。
(※)堂内は撮影禁止のため絵はがきを取り込んでいる。

妙立寺 明かり取込階段
この階段の裏側は光を取り込める部屋になっていて白い部分は襖で裏から槍で突いて攻撃する。見学の際は内側からも見ることができる。

妙立寺 階段を隠す扉
上の間に通じる隠し階段。外部から敵が扉を開けて侵入してくると階段が隠れる仕組み。

寺町群にあってひと際異彩を放つお寺。大人になって忘れかけていたワクワクドキドキが味わえる、そんなお寺が忍者寺こと妙立寺である。

金沢旅行には必須といっても過言でない。大人の修学旅行として大人気のスポットだ。子供(未就学児は入れないのが残念だが)にも大人気だ。

見学所要時間は50分ほど。拝観料は安くはないかもしれないがその価値は十分にあると思う。

要予約で5分遅刻しても入れなくなる。厳しいようだが、堂内の拝観を他人とグループを組んで行動するため迷惑が掛かることから仕方ないのだろう。

妙立寺は、通称『忍者寺』と呼ばれる。地元の方に場所を聞いたり、タクシーに乗るときは忍者寺のほうが早い。だが実際に忍者がいたわけではない。

前田家が外敵に襲撃を受けた時のために堂内のいたるところに隠し階段・二枚戸・隠し部屋・どんでん返し・お殿様を逃がすための逃げ穴など29か所もからくりが仕掛けられているところから忍者寺と呼ばれているのである。

また、その時代は城以外に3階建て以上の建物は認められていなかったため外観は2階建て、だが中は4階建てという驚くべき構造になっている。

なぜここまでする必要があったのか。

この妙立寺が建立された時代は徳川家が盤石の体制を築いていて外様の前田家はいつ加賀征伐をされてもおかしくなかった。

他の外様大名も同様に緊張状態のなかで政治を行わなければならなかった。

しかしだからこそである。追い詰められた状態だからこそ生まれる知恵もある。

暗号のような薩摩弁を生み出した島津家にしかり前田家のこの妙立寺もしかりだ。私達の時代にも通ずるものがあるのではないだろうか。

必死に造ったものだからこそ見学する私達に感動を与えてくれる。先人達の知恵に感心しながら楽しみたい。

妙立寺(HP
住所:石川県金沢市野町1-2-12
電話番号:076-241-0888 要予約
(当日でも空きがあれば受け付けてくれるが予約が安心)
拝観時間:9:00~16:00
30分単位で予約
拝観料:大人(中学生以上)1,200円 小学生800円
定休日:1月1日、2日及び法要日


広小路バス停から徒歩5分

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