北陸新幹線の開業前から予想をはるかに上回る入場者が来場し、入場者数ランキングで全国トップ3に入ったり、旅行口コミサイトでも人気美術館ランキングで1位を獲得するなど、今や金沢観光に欠かせない場所になりつつある現代アート美術館。
バス停のまん前にあり、また兼六園と香林坊の中間に位置し、どちらからも徒歩で移動可能。このアクセスの良さも人気のひとつ。
個人的にうまいなと思ったのが、無料ゾーンと有料ゾーンが用意されていること。
取りあえず覗いてみようかとお試し感覚でまず来てもらえる。無料ゾーンが充実しているので、ここだけでも十分楽しめる。
さらに無料ゾーンからチラッと見える有料ゾーンに興味を惹かれてそのままチケットを買ってしまい、一度入った客を逃さない。
無料体験にチラリズム。うん、見事な戦略だ。
注意点を申すと、順路は有るような無いような感じなので観覧の自由さはあるものの、初めての方には迷ったり全部漏れなく見られたか不安になるという側面もある。配布される地図をうまく活用しよう。
また、撮影可能ブースと撮影禁止ブースが混在しているので、都度確認する必要がある。
ちなみに愛称は「まるびぃ」で当初広まる予定だったのだが、金沢市民からは「21美」のほうで浸透している。
展示物に関してはネタバレになってしまうので軽く触れるのみにするが、斬新というか奇抜な現代アートが多い。
雲を測る男、なぜ?
床に散乱するティッシュの数々、なぜ?
などなど、考えても考えても常人には作者の趣旨・訴えが見えないものばかり。う〜ん、深い。
そのうち考えすぎて右脳の偏頭痛に襲われる。
普段仕事で左脳ばかり使っている私には刺激が強すぎた。
「考えるな、感じろ。」
右脳が眠りがちな現代人のリハビリに最適な場所かもしれない。
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金沢21世紀美術館(HP)
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号 076-220-2800
営業時間 10:00〜18:00(金・土曜は20:00まで)
休館日 月曜日、年末年始
入館料 無料、360円、1,000円
広坂・21世紀美術館バス停すぐ 香林坊バス停徒歩5分
雲を測る男 作家はあのファーブル昆虫記の作者のひ孫
タレルの部屋 この空間は何なんだ、、
スイミングプール 上から見るのは無料 中からは有料