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居酒屋 七福

七福 カワハギ()の刺身 金沢グルメ(和食)

「客に福を」魚好きにはたまらない居酒屋

七福 本マグロの刺身
その日のおすすめ天然本マグロの刺身

七福 白えびの刺身
白エビ刺身
甘海老より甘さが引き立つ白えびは世界でも北陸しか水揚げされず、また傷みが早いため地元でしか食せない稀少性の高い逸品。

七福 寒ブリの刺身
北陸の冬の王様 寒ブリの刺身

金沢には新鮮で美味しい魚を都会より割安で提供してくれるお店ははっきり言って沢山ある。

値段・美味しさ・品数でバランスが取れた優秀な居酒屋をお探しなら『いたる』や『ゑびす』など当サイトで既出しているお店に行けば間違いないが、こと魚に特化して言うならば『七福』をおいて他は語れない。

店内は6~7人のカウンターと2つのテーブル席のこじんまりした造りということもあるのだが、予約しないと入れないこともしばしばの繁盛店である。

うそ偽り無く言うとご夫婦お二人のみで切り盛りしているため、通常の居酒屋と比較してメニューは多くはない。

壁掛けの黒板の書かれている20種類ほどのお品書きのみ。飲み物もしかりでビールは瓶のみで生はない。焼酎割りはあるが甘いサワーは無いなどチェーンの居酒屋と比べると不便さは否定できない。

場所的にいうと金沢駅からは近いものの、やや古びた感じでシンプルな造りの店構えは初めての客にとってはなかなかの入りづらさオーラが漂う。

なぜそのようなお店が、ましてや雑誌やネットなどに話題がほとんど出ず、地元の方にもあまり知られていないような七福というお店がおすすめなのか。

カリスマプロレスラー風に言えば「まよわず行けよ、行けばわかるさ」である。

店内に一歩勇気?を持って踏み入れるとそこには地元の常連客で活気に溢れている想定外の光景が広がっていて否が応にも期待値が高まる。

そして金沢のなかでも群を抜いて良心的な価格で営業されているのにもかかわらず、それに反比例する抜群の魚の目利きや捌きのスキルで造られるご主人の魚料理をひとたび食せば納得してもらえるはずである。

七福を語る上で外せないのが「カワハギ」の刺身である。

透き通った締まりのある白身はくせがなく、ふぐに引けを取らないうまさを持つ魚であるが、その白身よりさらに美味とされるのが肝である。

真偽のほどは定かではないが、食せば死ぬというふぐの肝と同等のうまさがあるという人もいる審議のほどは定かでないとしても、その肝の美味さは悶絶ものである。

他の店では肝をといた醤油やよくても白身にちょこんと載った程度の肝を提供する場合が多いが、七福では刺身として食すことが出来る。

ねっとりとした濃厚でかつ甘みのある極上の逸品を食せばおもわずご主人に抱きつきたくなるような衝動に駆られるほど幸せな気持ちになる。

目の前で丸ごと2匹を捌いて2,000円。日によってはもっと安いこともある。いくら物価の安い金沢とはいえ繁華街片町だったらその1.5~2倍くらいはするだろう。

ちなみに冬の寒さと春の産卵に備えて肝臓にどんどん栄養をためこむ11月から2月が肝の旬となり、身の旬は6月から8月である。

鮮度の悪いカワハギは内臓に臭みがあるのだが、カワハギは死後も色の変化が少なく目利きが難しい魚だという。

だがご主人は長年の経験から見分けがつくと自信満々におっしゃった。その時、やさしげな大将の瞳が一瞬きらりと光った気がした。

ご夫婦お二人で切り盛りしているので忙しくなると提供にやや時間が掛かったり、接客に目が届かない時もある。

だが浮いた人件費を値段に反映しているのだという。こういう姿勢で商売をされている経営者は今どれほどいるのであろう。

もちろん向上心を持って商売を拡大していくことを否定するものでは決してない。ただこのように人件費の分をお客に値段で還元しようとする姿勢は本当に泣けてくる。

「この商売定年が無いからね」とご主人は笑ってお話しされたが、いつまでもお元気で長く営業していただき、これからも私達に”口福”を与え続けてほしい。

 

居酒屋 七福

住所:石川県金沢市堀川町23-14
電話番号:076-231-6278
営業時間:18:00 ~ LAST
定休日:日曜・祝日


金沢駅から徒歩約5分

 

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