水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並び賞される兼六園。
訪れた時期は暴風雪の荒れた天候が続き、この日の天気予報も大雪の予報だったが、それを大きく裏切り、びっくりするほどいい天候に恵まれた。
そうなると逆に雪があったほうがいい画が取れたのになぁとわがままな思いも馳せてしまう。
雪の重みで木の枝が折れることを防ぐために縄で枝を保持する『雪吊り』のある風景は兼六園の冬の名物であり見所として外せないド定番。
あと冬は他の季節と比較して観光客が少なめなので徽軫灯籠(ことじとうろう)での写真をゆっくり撮れる。この日は土曜の午前だったが、じっくりと撮影することが出来た。
確かに金沢の冬は寒いので訪れるのがおっくうになるかもしれないが、水墨画のような風情のある景色をたくさん観れたり、脂の乗ったぶりや牡蠣・白子・カニ・なまこなどなど冬は料理人が嬉しい悲鳴を上げてしまうほど食材の宝庫になる季節なので冬でもぜひ金沢に足を運んでほしいと思う。
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特別名勝 兼六園(HP)
管理事務所:076-234-3800
開園時間
◆3月1日〜10月15日 7:00〜18:00
◆10月16日〜2月末日 8:00〜17:00
他早朝無料開放あり
料金
大人(18歳以上)310円
小人(6歳〜18歳未満)100円 他団体料金
「兼六園+1利用券」等のお得なチケットあり
定休日:年中無休
香林坊バス停から徒歩3〜5分(到着バス停によって異なる)
根上りの松
高い盛り土をしてその上に松を植え、徐々に土を取り除いて根をあらわにした。
こんなに徽軫灯籠(ことじとうろう)の前に人がいないのは冬ならでは。
栄螺山
霞ヶ池を掘り広げたときにその土を盛り上げて作られたがその形が栄螺(さざえ)に似ているので栄螺山と呼ばれる。
頂上へ登る道がサザエのようにぐるぐるとうずを巻いている栄螺山の道を多くの若者がハイテンションで駆け上がっていくのはなぜだろう。
大雪編 リアル水墨画の世界
根上りの松